大気濃度測定とは空気中の石綿粉じんの浮遊量を測定することを言います。単位としては1リットル中に何本有るかと言う表し方をしますので、1.0本/リットルであれば1リットル量の中に1本の石綿粉じん濃度が確認されたということになります。測定方法は専用の機材を測定箇所に設置し、周辺空気を2~4時間吸引した後にフィルターに付着した粉じんを測定します。この方法は(社)日本作業環境測定協会や石綿則、大気汚染防止法などで定めている測定方法に準拠して行います。また、室内外ではフィルターの種類や吸引時間が異なりますが測定方法には差がありません。定期濃度測定とは一定の期間ごとに同じ条件下で測定を行い、データ収集した上で建物の環境監視を行うなどの大気濃度測定を言います。近年、企業などでは環境対策に対して様々な対応をしており、アスベストの有無にかかわらず定期的に大気濃度測定を行い建物利用者の安全衛生面を管理しているのです。
建物の環境監視を行う理由いくつかを紹介します。・建物内のアスベスト含有建材を処理したいがさまざまな理由で現状として行えない・建物内にアスベスト含有建材が有るが劣化などが見られず日常管理を行っている・建物内のアスベスト含有建材を既に封じ込みまたは囲い込み処理をしている・建物の築年数が古い為、日常管理している・周辺に大きな工業や施設が有りアスベスト飛散の影響が心配
などの理由から企業、ビルやマンションの管理会社、ビルの個人オーナー、個人邸の施主といったさまざまな方々が大気濃度測定を定期的に行っているのです。
建物内部での大気中の石綿粉じんの浮遊量を測定します。ビルなどの建物では電気室や配管類が多い機械室などでの大気濃度測定が多いのですが、最近では不特定多数の人が出入りするエントランス部分などでの測定を行い環境管理しているという割合が増えてきました。
建物外部(敷地境界の四方4箇所)での大気中の石綿粉じんの浮遊量を測定します。建物から排出される空気の測定や近隣周辺に大きな工場や施設が有る場合にそこから受ける影響などを測定します。
測定は作業環境測定機関や建築物空気環境測定業の許可登録を受けた測定機関にて行い。測定結果については『空気中のアスベスト粉じん濃度測定結果報告書』として、測定日・測定場所・測定時間・測定方法などの詳細を含めた報告書を提出させていただきます。また、この報告書は許可登録を受けた測定機関が発行しておりますので、行政などへの提出が有る場合にも使用いただく事が出来ます。
アスベスト繊維は非常に小さく軽い為、簡単に浮遊してしまいます。そして一番問題なのが目に見えない事や吸引した事に気付かないと言う点です。『どうしたら目に見えない物を調べるのか?』と言う質問を受けたら『空気を調べれば良いんです』とお答え下さい。既に一部の企業などでは従業員や関係者からアスベスト被害を出さないように定期濃度測定を行い、自主的に環境管理を行っております。株式会社ビコーでは測定場所の提案から報告資料作成など環境管理についての大気濃度測定/定期濃度測定をお手伝いいたします。