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<アスベスト>肺がん労災作業員ら、建材大手を提訴 京都
[2011年06月06日]
<アスベスト>肺がん労災作業員ら、建材大手を提訴 京都毎日新聞 6月4日(土)22時19分配信 建設作業中に吸い込んだアスベスト(石綿)で健康被害を受けたとして、京都府内の建設作業員と元作業員、遺族計11人が3日、国と建材大手メーカー44社に計4億2350万円の損害賠償を求めて京都地裁に提訴した。作業員らが、雇用主ではなく国と建材大手を訴えたのは東京、横浜、札幌各地裁に続いて全国4例目。
原告は、建設現場で左官や大工などとして27~57年間働き、肺がんなどを発症して労災認定を受けた56~78歳の男性10人と、遺族1人。1人3850万円を請求している。 訴状によると、国は石綿が肺がんを引き起こすとの医学的知見が確立した1955年以降、石綿の製造禁止や飛散防止措置の義務があったのに06年まで対処しなかった。メーカーも同様に製造・流通を中止する義務を怠った、としている。 原告団副団長の青山輝雄さん(72)=京都府城陽市=は1952年から50年以上、左官として働き、約2年前に肺がんを発病。「あんまり長いことしゃべれない」とせき込み、「私たちが生きている間は、生き証人として頑張りたい」と涙ぐんだ。【成田有佳】 アスベスト問題に詳しい片岡明彦・関西労働者安全センター事務局次長の話 アスベスト被害で労災認定された労働者が、さらに根本的責任を問う訴訟だ。国や建材メーカーの責任が明らかになれば、労災認定を受けられずに泣き寝入りしている建設作業員にも、救済の道が開かれる可能性がある。 |




